fat runnerのいろいろな記録と挑戦

体重100kg超のオッサンですが、フルマラソン完走を目指すことになりました。応援よろしくお願いします。

2012年01月

そろそろ、ジョブズについて、なにか書いておく

そろそろ、スティーブ・ジョブズという人について、僕の思うところを書いておくことにする。

なんで今頃って、思うかもしれない。本当は、このエントリーは、彼が死んだと聞いたときに書きたかった。ジョブズという人を、僕はそれほど高く評価していない。それほど低い評価をしているわけでもないのだけれど。で、この追悼一色の中で、死んだばかりの人に対する批判も含むエントリは書きにくかったのだ。

僕がスティーブ・ジョブズという人の名前を最初に聞いたのは、今から20年以上前、中学生の時だった。 

中学生になった僕は、なぜか、コンピュータのプログラミングに興味を持った。たしか、ゲームを作りたかったんだと思う。ドラゴンクエストが流行っていたのだ。当時は、入門用のプログラム言語といえば、当然、N88-BASICだった。パソコンは、今よりずっと高価で、だから自宅にパソコンなんて買ってもらえなかったから、プログラムは、学校で授業中にノートに書いて作った。それを、帰り道に電気屋に寄って、店頭においてあるパソコンに打ち込むのだ。打ち込んだプログラムは、カセットテープに入れて(後には、これが、フロッピーに変わった)持ち帰る。

そういう中学生だったから、自宅にパソコンがある友人や先輩にはずいぶん世話になった。時間のかかるデバッグは、そういう友人の家に長居をさせてもらって行うのだ。 

そのころ、そういう友人の家の一つで、はじめて、マッキントッシュを見た。他の見慣れたマシン、富士通のFMシリーズやNECの98シリーズなどと比べると明らかに違った雰囲気のマシンだった。初めてみたときには、ずいぶん癖の強い、扱いにくいマシンだと思ったのを覚えている。

その友人の紹介で、僕よりも少し年上の、アップルファンの高校生や大学生の友人たちができた。スティーブ・ジョブズという人は、彼らの中では、一様に低い評価をされていた。

評価は「低かった」。間違いではない。当時のアップルファンの中で、ジョブズの評価は高くなかった。ジョブズは低い評価をされていた。

当時のアップルのファンたちは、アップル社がマッキントッシュを作る以前に出していた製品、AppleⅡの時代からのファンが多かった。 AppleⅡは、事実上、世界で初めてヒット商品となったパソコンで、とにかく凄いマシンだった。だから、当時、僕より少し年上で、これを触ることのできた幸運な連中は、みんなパソコンを作る、あるいはパソコンで何かを作るエンジニアに憧れた。ファンたちが一番憧れていたのはAppleⅡの設計をした天才、スティーブ・ウォズニアックだ。

ジョブズは、エンジニアではなかった。しかし、AppleⅡの成功の結果、そのジョブズのほうが、エンジニアのウォズニアックよりも金持ちになった。だから、当時の僕の周り、つまり、エンジニアに憧れる高校生たちの間では、ジョブズは、技術の分からない奴、口先だけで手柄を取り上げる奴、エンジニアをいいように使って金持ちになる汚い奴、だった。

ジョブズ自身、たぶん、そういう評判を気にしていたんだろう。だから、マッキントッシュを作ろうとしたのに違いない。

しかし、ジョブズの指揮のもと完成したマッキントッシュは全く売れなかった。

マッキントッシュは先進的なユニークなマシンではあった。しかし、先進的なソフトウェアは、当時のハードウェアにはあまりに負担が大きく、かえって不便な代物だったのだ。たしかにユニークではあったが、当時の他のパソコンと違いすぎていて、ユーザーは、どう使っていいか分からなかった。好調だったAppleの業績はマッキントッシュを出荷したせいで落ち込み、ジョブズはAppleを追放された。

僕がジョブズの名前を初めて聞いたのは、その後だ。その頃のAppleのファンたちはジョブズとマッキントッシュが嫌いだった。口先だけのジョブズがいいかげんな製品を出させたせいでAppleの業績が落ち込み、多数のエンジニアがリストラされたことを憤っていた。追放されたにも関わらず、ジョブズがAppleの大株主で大金持ち、天才ウォズニアックよりも金持ちで、もちろん、リストラされたエンジニアの誰よりも金持ちあることにも憤っていた。ジョブズは諸悪の根源で、口先だけの最低の詐欺師だった。

ジョブズを追放後、Appleは不安定ながら業績を持ち直した。

それからずいぶんたって、ジョブズの評価が好転したのは、皮肉なことに、AppleのライバルであるMicrosoftがWindowsを作ったことによる。マッキントッシュをパクリであるWindowsがヒットしたことで、逆に、ジョブズの作ったマッキントッシュも捨てたものではないと見直されたのだ。

しかし、Windowsは年々改良されていき、劣勢になったAppleは低迷していく。

Microsoftのお陰で評判が良くなったジョブズは再びAppleに復帰。不思議なことに、それ以降はAppleの業績は好転していく。そうなると、かつてはズルいと思われていた口先の旨さは、卓越したプレゼンテーションと好意的に解釈されるようになり、彼がエンジニアでないことは、これまた好意的に専門家にはわからない広い視野を持っていると解釈されるようになった。

Appleは、この数年で再び絶頂に達した。そして、絶頂の中で、創業者でCEOのスティーブ・ジョブズは死んだ。世間はジョブズを褒め称えた。

昔、彼を批判していた人も、今はジョブズを讃えている。昔、自分がしていた批判を忘れてしまったように。

でも、僕は、覚えている。

かつて、詐欺師ジョブズを批判していた高校生が、今は、天才経営者ジョブズを讃えるオッサンになっているのを見て、ぽくは、なんとなく気持ちが悪い。

結局、ジョブズのようなタイプの人間の業績は、評価に長い時間がかかるということなのだろう。いっときの評価は間違えているかもしれないし、逆に、今評価されている彼も、近い将来、再び口先だけの詐欺師と思われるようになるかもしれない。

僕は、実は、ジョブズの評価が、また大きく変わる(今度は悪い方に)可能性は結構高いと思っているのだ。

なぜ悪い方へ評価が変わると思っているのかというと、まあ、いろいろあるんだけれど、なんだか、長くなってしまったので、この続きはまた気が向いたら。

目が疲れる人のためのGoogle Chrome Extension

ここしばらく、眼精疲労に悩んでいます。一日中PCに向かって仕事するようになったのが、おそらく、一番大きな原因です。
で、PCに向かっている時間の大部分が、ブラウザを操作しているわけです。メールを読み書きしたり、文書を作成したり、そういう仕事が、今ではほとんどブラウザですんでしまいますから。

そういうわけで、いろんなブラウザのいろんな設定や拡張機能を試していたんですが、結局、一番しっくりきたのが、ZoomyというGoogle Chromeの拡張機能です。

これは、インストールすると、自動でブラウザのWindowの中の余分な余白を削って、そのぶん、コンテンツを大きめに表示してくれるという代物で、目が疲れて小さいフォントを読むのが辛くなった時などにすごく重宝します。

小さいフォントが苦手な高齢の方にも喜ばれるのではないでしょうか?

ちなみに、これ以外に新たにインストールしたのは

AdBlock
広告をカットしてくれる拡張機能です。同様のものがFirefoxにもありますね。割とポピュラーなものなのですが、少々動作が重たいため、これまで使っていませんでした。しかし、Zoomyは、画面に余白があればあるほど、コンテンツを拡大して表示してくれるんですね。広告が非表示になることで、コンテンツ表示が少しでも大きくなると助かります。そういうわけで、今回はインストールしました。

FlashBlock
Flashをブロックする拡張機能です。Flashが本来表示される場所には、プレースホルダーとして、アルファベットのfの文字の画像が表示されます。もし、Flashが見たければ、その画像をクリックするとFlashをダウンロードして実行し始めます。Flashが重たいと感じる人にはいいのではないでしょうか?もし必要ならば、必要なFlashだけを実行すればいいというわけです。スペックの低いマシンを使っているため、AdBlockで重たくなる可能性を考慮してインストールしました。

さて、この3つの拡張のお陰で、ずいぶん楽になりました。

目が辛いとお感じの方は、お試しあれ。

facebookの見逃されがちな効用(2)理想とリアルのギャップに自覚的になる

ネットで、ネットで触れ合う色んな人達に向かって色々主張していたり、提案していたりすることがある人ってのは、結構多いと思う。
それから、これからやりたいこととか、これからの人生の目標とか、そういうものを書いている人も多いと思う。

で、リアルな生き方とか働き方が、こういう、ネットに向かって主張していることと大きく食い違っていると、正直、ちょっとカッコ悪い。

それって、要するに、自分が満足できる生き方をできていないってことだから。

実名SNSってのは、この、外に向かって主張していることと、自分のリアルな生き方のギャップに自覚的にならざるを得ない仕組みなんじゃないかと思う。だって、実名でSNSやるってことは、リアルな知り合い、特に、職場とか取引先とかの人間が、これまで、あなたがネット上でしてきた主張やあなたの大切にしている価値観に共感する人たちと一緒になって、ネット上でのあなたを見てるということなのだから。

この、自分の生き方と自分が大事にしている価値観のギャップに気づかせてくれるというのは、すごくありがたいと思う。大事にしたい価値観と、自分がやっていることのギャップに気がつく。そうすることで、はじめて、僕達は、大切にしたい価値観と自分のやっていることを一致させるための努力をすることができる。

要するに、「自分の思っていること、大切にしたい価値観を実名SNSに書きこむ」ってのは、「自分らしく生きる」とか、「自分の信じる生き方をする」という方向への努力を生むんじゃないか、という気がするのだ。

facebookの見逃されがちな効用(1)ウソをつかなくなる

facebookについて、最近考えていること。

お互いに(おおむね)実名であるという制約のあるSNSには、いろんなメリットが(当然、同じくらいに様々な副作用も)あるように思う。

1,ウソをつかなくなる(ウソをつく回数が減る)。
実は、僕には、これがすごく大きい。僕は、元々、ものすごく見栄っ張りだ。だから、自分が格好よく見えるようなウソを、しょっちゅうついてしまう。特に、知らない人、初めて会う人と会うときには、たいてい、そうだ。どうせ、相手は自分のことを知らないと思っているし、それに、どうせ会うのはその時だけ、その場限りの関係なんだから、ウソをついたってバレる気遣いもない。

どうせ会うのはその時だけなんだから見栄をはっても仕方がない、という風に考えてもいいはずなんだけれど、不思議なことに、そうは考えない。たぶん、元々、見栄を張るのが大好きなんだろうと思う。

これは結構困ったことで、というのは、あったときには、その場限りの人間関係だと思っていても、予想に反してその後も関係が続いてしまうことは、これは結構あることだし、そうなると、一つでも下手なウソをついていると、それを隠すために別のウソをつかなくちゃいけなくなって、結構、神経を使うことになる。

厄介なことに、僕は、いろんな都合のせいで、結構引越しが多い方で、だから中学高校の時の友人と大学の友人には殆ど重なりがないし、大学の時の友人と社会人になってからの友人も、社会人になってはじめの頃の友人とそれ以降の友人たちも、もちろん、それ以前の、小学校時代の友人と中学の友人も、それぞれ、ほぼ完全に別のグループだ。

意図してそうしたわけではないのだけれど、結果として、ほぼ3年毎に、人間関係をリセットして、古い社会を出て、新しい社会の中に入っていくことを繰り返してきた。

だから、自分の過去の大部分を知っている友人というのはほとんどいない。こうなると、生来の見栄っ張りは、つい、どの友人にも小さなウソをついてしまう。

大人になって、ある程度分別ができてきて、そういう子供じみたウソは段々つかなくなってきたけれど、それでも、時々、つい見栄っ張りなウソをついてしまうことはあって、だから、結構困っている。

この悪癖が、facebookを使い始めてから、なくなってきた。

たぶん、理由は簡単だ。 facebookの友達の中には、小学校の時の友人から、つい最近の友人までズラリと並んでいる。こうなると、facebook上では、僕の過去についてどのようなウソをついても、友人の誰かにはバレてしまうことになる。こいつが、見栄っ張りにとって、強い抑止力になっているのだ。

一旦こうなってくると、リアルでもウソをつきにくくなる。

これは、気が楽だ。嘘をつけないのは窮屈だが、ウソがバレる心配をしなくてもいいというのはラクだ。 

つづく。

ほんとうに美味いお茶

最近、仕事で、静岡に行くことが増えました。

お陰で、本当に美味しい緑茶ってのは、本当に凄いものだってことが分かって来ました。

訪問する先の会社の方が淹れてくれるお茶がほんとうに美味しいんです。

あまりに美味しいので、お湯の沸かし方とか冷まし方とかの工夫もあるのかな、と思っていたんですが、別にそういうことはないらしくて、単純にポットからお湯を入れているだけでした。

つまり、圧倒的に素材が良いんですね。

でも、このお茶、どこか特別の所で買ってくるわけでもなくて、近所のスーパーで買ってくるだけらしいのです。

お茶所って、本当に凄いんですね。

ちなみに、最初は楽しみにしていたウナギですが、こっちは食べ飽きました。ウナギ、旨いんですが、お茶と違って、しょっちゅう食べたくなるものではないんですね。

ミカンは、飽きません。こっちも美味しいですね。

ところで、静岡とか伊豆とかって、東京に比べると随分暖かいんですね。

東京の寒さが堪えるので、暖かいのはとても嬉しく感じています。

こっちでだと、冬に走るのも辛くないんだけれどな、って思います。
やはり、冬に走るのは辛いです。


追伸。

最近、だんだん、走ることの話題が少なくなって来ました。

実は、最近、あまりに寒くて、あんまり走っていないのです。

いけませんね。

でも、やっぱり寒すぎるのはイヤです。

 伊豆に引越しましょうか?
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