うちの奥様が買ってきたiPhone4Sをいじってみて。Siriがあんまりにもすごすぎたんで、逆にアップルの今後が心配になりました。

Siri、あちこちで評判になってますけれど、本当にすごいんですよ。音声認識を使ったインターフェイスってのは、これまでもいくつもあったと思うんですけれど、これは、実用レベルに達した初の音声認識UIなんじゃないでしょうか?

音声認識によるUIが実用になるのであれば、携帯デバイスの世界は大きく変わってきます。
マイクとスピーカーは、タッチパネルやキーボードに比べてもはるかに小型化できますから。

iPod nanoやiPod shuffleのサイズのデバイスで音声認識ができたら。
もっと小型化したデバイスを使って、もっといろんなことができそうですよね。

こうなってくると、今回出たiPhone4Sも陳腐化して見えてきます。

より小型化した、ひょっとしたらタッチパネルを取り除いたiPhone5が登場するかもしれません。
そろそろ、次のThink differentかもしれませんよ。

ところで、このSiriですが、思いっきり、大規模データからのデータマイニングを利用した技術です。そう、Androidを作っているGoogleとかが得意な分野ですよ。となると、Siriの対抗馬として、"Google voice assistant"なんて製品が出てくるんじゃないでしょうかね。
Googleのブツは、AppleのSiriなんかより、ずっと高機能化もしれませんぜ。こういうソフトウェアの機能ってのは、結局、バックエンドのデータの量と質の勝負ですからね。

アップルってのは、これまで、ずっと、やっぱりインターフェイスのデザインが得意な会社だったんだと思うんです。インターフェイスのデザインは、アップルが他の企業から抜きんでる要素の一つになっていた。ところが、これからのインターフェイスを作っていくための、おそらく最も大事な要素は、アップルよりもGoogleなどのほうが得意な技術になりそうです。アップルのSiriの大成功は、それをGoogleに教えてしまった。

Siriは、あまりに鮮やかな自殺点だったんじゃないかという気がします。
どうでしょうね。