もちろん、現在のiPod nanoには、まだ、アプリをインストールすることはできませんし、したがって、iPod nano用のアプリを開発することなんてできません。

でも、近い将来、できるようになるんじゃないかと思うんです。 

きっと、次のバージョンのiPod nanoでは、SiriとAppStoreが搭載されるんじゃないでしょうか?

僕は、ずっと、人間の健康のために、ほんとうに役に立つソフトウェアを作ることを目標にしてきました。

そして、そういう、身体のためのソフトウェアのためのプラットフォームは、最終的にはウェアラブルコンピュータに統合されるんじゃないかと思っています。

現在存在するコンピュータの中で、一番、ウェアラブルコンピュータに近い「形」をしているのは、iPod nano(もしくはiPod shuffle)だと思うのです。 

もちろん、iPadなどのタブレットPCやiPhoneなどのスマートフォンのほうが、現時点では高機能です。でも、いずれは(クラウドの助けがあれば)、iPod nano程度の大きさのマシンが今のスマートフォン以上の機能を持つことになるんじゃないでしょうか?

小さなタッチパネルでできる操作には限界がありますから、インターフェイスは音声や振動、ジェスチャ(軽く振るとか)を多用したものになるでしょう。Siriは、きっと、そういう目的で作られたんじゃないでしょうか?

新しいiPhone4Sを見て、iPhone4Sよりも、iPod nanoが欲しくなってしまったのでした。